銀婚式

　6月3日に僕達夫婦は銀婚式を迎えた。２５年の結婚生活、振り返れば長かったような、短かったような日々だったのかな？。二人が知り合って、仕事を始めたのは１９６８年で今から３４年も昔の事、改めてこれと言った思いはなかった。しかし先月、先輩、後輩、友人から「パーテイーはどうする？盛大にやろうよ！」などのアドバイスを受けた。それは銀婚式が持つ意味と大切さであった。いくら高齢化社会と言ってもこれから金婚式までの２５年をお互いに健康で迎えられると言う保証はないし、ひょっとして熟年離婚も考えられる。確かにその通りである。だから大切にしなければならない！そんな話しをしてくれた人達の中に細川たかし、和子夫妻もいた。特に和子夫人は熱心に話してくれた。因みに彼らの記念日のメインイベントは苦労したクラブ歌手時代に歌っていた思い出の曲、そのオリジナル曲を唄っている歌手に出演してもらったそうだ。洒落たパーテイーだったと想像できた。それを聞いているうちに夫婦って不思議な関係だとも思った。山あり谷あり、まるで喜怒哀楽のすべてが凝縮されている様だ。同時にやっぱり何かしなければいけないかな？とも感じた。仕事仲間やお世話になった方々をご招待して賑やかに！華やかに！お祝いする事、それが良かったかもしれない。でも、今年の我が家は３月に悲しい出来事があったのも事実だし…、どうするべきか悩んだ。でもやっぱり、いつもの僕流を通す事に決めた。それは家族だけでのお祝いであった。名古屋から車で１時間少々で行ける蒲郡、家族５人の１泊２日の旅行であった。ささやかではあったが僕にとってはよき思い出の日、亡き父も喜んでくれたのではなかろうか。す〜っと通り過ぎてしまった「銀婚式」。だが心の中には、その大切さを刻む事ができた気がする。

♪二人とも６０過ぎた時、やっぱりこうして何時も一緒にいるのかな？
出来るなら仲良く年とって、愛し合い信じあい暮らしたい♪
CHERISH LIVE 〜６４才になったら〜より…

これが僕の母、亡き父と金婚式を迎える事ができた幸せな母です。