17日間
昨年の1月後半から始まった民音コンサート、今年は2月の伊東市と磐田市からの再スタートだった。3月から4月にかけては沼津、太田、小山、巻町、新潟、新発田(公演終了)、後半は宇都宮、渋川、高崎のスケジュールが決定している。前半の6都市でのステージも昨年と同様にすべての会場で観客の皆さんや民音関係者の皆さんに支えられて順調に進んだ。これからもこの調子で頑張って!全国各地の皆さんにお逢い出来る日を楽しみにしている。
さて、先月から今月にかけては超ハードなスケジュールを体験した。それは沼津での「民音コンサート」前日まで続いていた。仕事は「ロッテ・歌のアルバム」九州公演だった。3月18日に熊本へ前日入りして、翌日の19日の熊本公演から長崎、鹿児島、大分、宮崎、福岡の6都市を昼夜の2回、合計12ステージと言う内容だった。途中の2日間はバスでの移動日、その他、列車や飛行機やタクシーなどあらゆる交通機関を利用しての9日間の旅だった。出演者は橋幸夫さんを筆頭に三田明さん、小川知子さん、今陽子さん、辺見マリさん、西城秀樹君、浅丘めぐみさんだったが、全ステージに参加したのは橋さん、秀樹、めぐみ、チェリッシュの4組で、他の皆さんは2日間だけとか1日お休みだったりとかの出演だった。同窓会的な雰囲気もあってか楽屋では話が自然に膨らんでいった。橋さんはデビュー45年、秀樹は大病を克服、めぐみは若い劇団のドン、など、それぞれの「今」が感じられた。みんな頑張っている!でも、話の大半は健康に関してだった気もする。みんなそれなりの年齢になった証拠であろう。
バス移動
長崎では震度4の地震に遭遇すると言う「オマケ」も付いていた九州公演だったが、福岡での最終日を終えて東京へ帰る出演者、僕たちと同じく博多に宿泊する出演者、皆、それぞれに安堵の表情を浮かべていた。長期間に渡って一つのステージを努め、それぞれの個性やタレント性を自己演出するベテラン歌手はさすがだった。又、そんな歌手それぞれの特性?を完全に把握していた司会の玉置さん、凄い!「70歳を過ぎた今も虫歯は一本もない」と、おっしゃっていた。それもその筈、すべて「入れ歯」だそうだ。
ステージ
今年、僕たちもデビュー35周年を迎える。ベテラン?いや、マダマダだ!未熟な面が多々ある事を今回の「ロッテ・歌のアルバム」公演で教えられた気分である。それは、具体的に言葉では表現できない「何か」だが、いつか?これからの僕たちの歌手生活に生かしていきたいと考えている。3月18日に始まった今回のツアー、2つのステージが重って「17日間」の長旅となった。帰宅は4月3日。何はともあれ体調を崩すことなく無事に仕事を終えられた事に感謝するばかりである。